|
|
|
|
|
|
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医 |
|
|
日々進歩している不妊治療。今回は男性因子の不妊治療について聞きました。 |
|
はい。1996年のWHOの調査によると、約7000組のカップル中、男性因子による不妊はおよそ48%だったという結果が出ています。また近年は、精子数の減少が報告されるなど男性因子の不妊は増加傾向にあるといえます。 |
|
|
|
検査の内容や結果を心配して躊躇(ちゅうちょ)される方も少なくはありません。男性因子には、精子を作る機能に障害がある場合、勃起・射精に問題がある場合、副性器機能障害などが原因の場合などがあり、まずはどこに問題があるのかを明らかにすることが重要です。男性の検査は、女性側と比べて痛みもなく、直接受診しなくても検査することができるので、できるだけ初期の段階で検査を受けていただきたいですね。 |
|
|
|
精子の数や運動率などを調べる「精液検査」や、性交後の子宮頚管の粘液の中で、精子がどれくらい元気なのかを見る「フーナーテスト」を行います。近年は顕微授精などの発達で、重度の男性因子による不妊のカップルでも妊娠が可能になりました。不妊治療はどうしても女性に負担がかかることも理解した上で、ぜひ男性から率先して治療に取り組んで欲しいと思います。
■不妊治療教室 8月17日@午後1時から開催。参加費無料。
詳細は【電話】096(322)2996へ |
|
|
|
|
|
|
|