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なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック院長
中野幸治氏
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鼻づまりといえば、一般に冬場の症状のように思えますが、暑い夏にも鼻づまりに悩む人は多いのだそうです。鼻づまりについて、詳しいお話を聞きました。 |
■夏に鼻づまりに悩む患者さんが多いのはどうしてですか? |
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この時期、暑いからついついエアコンをつけたまま寝てしまう方は多いと思います。もともとアレルギー性鼻炎の方が、エアコンがまき散らしたハウスダストやダニを鼻から吸ってしまうと、乾いた鼻の粘膜がアレルギー反応を起こして、鼻が詰まり、喉風邪をひいてしまうことが多いのです。エアコンだけでなく、扇風機でも同じです。どうしても暑くて眠れないという方は、マスクをして寝ていただくといいですね。 |
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薬物による治療が中心になりますが、薬が効きにくい方や眠くなる方、又は妊娠している方で副作用が心配な方は、レーザー治療という選択肢があります。鼻の粘膜にレーザーを照射することで、くしゃみや鼻づまりの症状が軽減される方が多いようです。レーザーの照射時間は前後の処置の時間を除き、わずか10分程度で、痛みや出血はほとんどありません。1年から数年の間しか効果が持続しませんが、その間、お薬を減らせるというメリットがあります。 |
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市販の点鼻薬を使っていらっしゃる方も多いようですが、間違った使い方をすると、かえって以前より鼻づまりがひどくなる場合がありますので、回数や期間など使用法を守るようにしましょう。2〜3週間鼻づまりが続く場合や薬が効かないという場合は、鼻たけ(ポリープ)の可能性もありますので、専門医に受診されることをおすすめします。 |
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