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熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士 |
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日差しが強くなり、シミが心配になる季節ですね。紫外線によるシミのほか、最近、よく耳にするようになった「肝斑」についても聞きました。 |
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後天的にメラニンが表皮の一部に過剰にたまってしまった状態を、シミと言います。一般にシミと言われるものは老人性色素斑であることが多く、おもな原因は紫外線で、比較的濃い茶色で輪郭がはっきりしています。20歳代後半くらいから加齢とともに出現してきます。また、意外と多く見られるのが、肝斑(かんぱん)と言われるシミです。 |
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肝斑とは、ほほ骨のあたり、額、口の周辺に左右対称にできるぺったりとした薄茶色の、通常とは別のシミです。女性ホルモンのバランスが関係しているため、妊娠後やピルの服用などにより誘発・悪化します。東洋人には、シミと肝斑の混在タイプが多いと言われています。 |
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通常のシミはIPL(光)とRF(高周波)を組み合わせた治療を行います。徐々にシミを薄くするので数回の治療・通院が必要ですが、顔全体のシミやくすみのほか、肌のハリ、赤ら顔、美白、産毛の脱毛も期待できます。しかし、肝斑にはこの治療法では逆に濃くなってしまうこともあるので、レーザーを使って通常とは異なる照射をします。毛穴の引き締めやピーリング効果もあるので、照射後は肌全体のキメが細かくなり、なめらかになります。 |
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■老人色素斑と肝斑が混在している場合は治療できるのでしょうか。 |
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混在タイプの場合でも治療は同時に行うことが可能です。ただし、シミを見分けて治療をしないと逆効果になることもありますので、専門医にご相談下さい。 |
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