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ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医 |
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一連の不妊検査後、次のステップとしても重要な「人工授精法」。その詳細をお聞きしました。 |
■人工授精法とはどんなものか、具体的に教えてください。 |
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排卵日に合わせて採取した精子を、パートナーの子宮内に直接注入するもので、男性因子や頚管(けいかん)因子、原因不明不妊などが適応になります。最近は、精液を洗浄して細菌を除去した活発な精子を選び出し、注入するという方法が多く行われています。人工授精をするまでには、排卵の有無や卵管通過性の有無、精液検査などを行います。その結果によっては、人工授精をするのではなく、体外受精や顕微授精を行う方がよいというケースになることもあります。 |
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人工授精法の成功のカギは「排卵のタイミングに合わせて、いかに数の多い良好な精子を注入できるか」ということにかかっています。治療周期あたりの妊娠率は5〜8%といわれており、人工授精によって妊娠する人のほとんどは5〜6回以内に成立します。したがって、それ以上の回数を行っても妊娠に至らない場合は、体外受精などへのステップアップを勧めるケースが多いようです。また、妊娠率を上げるために注射を併用して卵を複数個つくることもありますが、それによって、多胎妊娠や卵巣過剰症候群が増えるともいわれます。よく説明を受けた上で、納得いく治療法を選択していただきたいと思います。
■不妊治療教室 5月18日(日)午後1時から開催。参加費無料。
詳細は【電話】096(322)2996へ |
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