|
|
|
|
|
|
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。 |
|
|
加齢とともに現れてくるシミやイボ、ホクロ。徐々に盛り上がったり、色が濃くなったりすることがあるそうです。シミ、イボ、ホクロの治療について聞きました。 |
■シミ、イボ、ホクロなどの治療で注意することがあるそうですが。 |
|
一番大切なのは、悪性腫瘍を単なるシミやホクロとして見逃さないことです。最初の診察で医師が入念に観察し、医学的なはっきりした診断をしておくことが大事です。その段階で少しでも悪性の疑いがあれば、一部組織検査をして良性・悪性を明らかにする必要があります。 |
|
|
■良性の場合の、顔にできたイボの治療を教えてください。 |
|
顔のイボが隆起しているときは、炭酸ガスまたは短パルスレーザーでイボを蒸散させる方法があります。小さいイボの場合は麻酔なしでも可能で、どちらの治療も保険適用になります。 |
|
|
■良性のシミやホクロのレーザー治療について教えてください。 |
|
シミやホクロにレーザーを照射すると、その部分だけかさぶたになり、5日ほどで脱落します。扁平母斑、太田母斑、外傷性色素沈着症などに対するレーザー治療は、保険が適用されます。最近では、男性でもシミやイボ、ホクロの治療を希望される人が増えていて、美容目的の場合は自費診療になります。 |
|
|
|
シミが薄くなる成分を含んだ外用剤が開発され、3カ月ほどの使用で徐々に効果が表れるようです。レーザーを照射すると悪化する肝斑(かんぱん)という疾患にも有効とされるので、医師に相談されてみてはいかがでしょう。 |
|
|
|
|
|
|
|