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産科・婦人科最前線 不妊治療

2008/4/5掲載
 
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喫煙など、日常生活の見直しを!
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
不妊症を心配する人の中には、普段の生活をどのように過ごせばよいのか気にしている人も多いようです。日常生活の中での注意点を聞きました。

 ■喫煙は不妊症の原因になりやすいのですか。
 女性の場合、一日に1〜10本タバコを吸う人は吸わない人に比べて約10%、10本以上吸う人は約15%が妊娠しにくくなるという調査結果が出ています。男性は、精子の数の減少や運動能力の低下といった精液の状態悪化だけではなく、性機能面にも影響を及ぼすことが報告されています。また、同居されているご家族の喫煙も無関係ではないと思われますので、周囲の理解や協力をお願いしたいですね。

 ■予防のために、喫煙以外で注意することはありますか。
 まずは飲酒です。1週間に4日以上、アルコール総量で96g以上の飲酒(ワインボトル1本、ビール350・缶8本程度)をする人は、酒を飲まない人に比べて、不妊症の原因となる排卵障害や子宮内膜症になりやすいというデータがあります。そのほか、BMI(※)の数値が27以上の太り過ぎ、17以下の痩せ過ぎの人の場合は、ホルモンバランスが崩れ、妊娠の可能性が低くなることも報告されています。不妊には、身体的・精神的側面のほか、普段の生活習慣や嗜(し)好など、さまざまな要因が関係します。今一度、自身の生活を見つめ直し、不妊症の原因になるものはできる限り避けてほしいですね。詳しくは専門医にお尋ねください。 ※BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m) ■不妊治療教室 4月20日(日)午後1時から開催。参加無料。 詳細は【電話】096(322)2996へ



 
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