くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ワキガ・多汗症・黄ばみ

2008/4/5掲載
 
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傷跡を目立たせずワキガを解消
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
せっかくの春の到来も、汗ばむ機会が増えて気がかりだったりします。体臭はだれにでもありますが、必要以上に気にすると精神的な苦痛になる場合もあります。ワキガ・多汗症の治療について聞きました。

 ■ワキガや多汗症に悩む人は多いようですが。
 自分の体臭はわかりにくいもので、ワキガに気づかない人もあれば、ニオイがないのにワキガではと思い込む場合もあります。これは体臭恐怖症という一種の神経症で、ニオイのせいで嫌われるのではと思い、極端な場合は引きこもってしまうことがあります。現代社会は清潔志向が強いこともあって、潔癖症の人ほどなりやすいのかもしれません。

 ■思い込みの解消はどうすれば?
 思い込みが強いと家族が否定しても本人は納得しないので、医師の診察を受けてニオイがあるかどうか判断してもらうことも一つの方法です。実際にワキガや多汗症であれば、ローラークランプ法という手術が適しています。ワキのしわに沿って切開し、直径2〜3oの吸引棒を挿入する方法で、ローラーで皮膚を押さえながらにおいの原因であるアポクリン腺やエクリン腺を吸引します。この際に毛根組織も取り除かれるため、約60%の脱毛効果が期待できます。手術の所要時間は30分ほどで、入院は必要ありません。

 ■傷跡は目立ちませんか?
 切開するのは3o程度で、侵入口に保護器具を被せて行うため、傷跡はほとんど目立たなくなります。また、手術以外ではワキの下に注射器でボトックスを注入する方法があります。ボトックスは副交感神経の働きを弱めて汗腺の活動を抑制する医薬品で、所要時間は10分ほど。効果は半年から1年ほど持続します。



 
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