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熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士 |
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これから徐々に紫外線が強くなってきます。そこで気になるのが“シミ”。できる前に対処しておきたいものですね。シミ治療について聞きました。 |
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毎年、紫外線が強くなってくると、シミについてのご相談が増えます。ひと口にシミと言っても、さまざまな種類が存在します。その中でも来院される方の約8割は通常のシミ(老人性色素斑)と思って来られるのですが、実は肝斑と言われるシミであることも多いのです。 |
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通常のシミは、ご存じのように顔や手の甲、背中などにできる褐色の斑状のものですね。中年以降に発症し、紫外線が原因で起こります。一方の肝斑は、ほほ骨のあたり、額、口の周辺に左右対称にできるぺったりとした薄茶色のシミです。妊娠後やピルの服用などにより誘発・悪化するため、女性ホルモンのバランスが関係しています。ただ、東洋人の多くはシミと肝斑の混在タイプであると言われています。 |
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通常のシミはIPL(光)とRF(高周波)を組み合わせた治療を行います。徐々にシミを薄くするので数回の治療が必要ですが、顔全体のシミやくすみのほか、肌のハリ、赤ら顔、美白、産毛の脱毛も期待できます。肝斑には通常の治療法では逆に濃くなってしまうので、特殊なレーザーピーリングを行います。毛穴の引き締めやピーリング効果もあるので、照射後は肌全体のキメが細かくなり、なめらかになります。通常のシミと肝斑の混在タイプの治療は同時に行うことが可能です。ただ、シミを見分けて治療をしないと逆効果になることもありますので、専門医にご相談下さい。 |
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