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歯科治療最前線 口腔ケア 〜その2 幼年期〜

2008/3/15掲載
 
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家族で取り組む姿勢が大切
 
新地ハロー歯科診療所院長
長 也寸志氏
生後数カ月になると、乳歯が生えてきます。いずれは永久歯に生え替わるからと、ほったらかしにしていませんか? 乳歯の時期に大切な口腔ケアについて話を聞きました。

 ■乳歯の時期の口腔ケアで大切なことは何ですか?
 最も大切なのは、乳歯の時期に虫歯にしないことです。虫歯がゼロの子は、大人になっても虫歯で悩まなくて済む場合が多いんですよ。

 ■虫歯になるか、ならないかは、どこで決まりますか?
 虫歯が多いお子さんの場合、ご家族も同じような状態であることが多いですね。原因の一つは食生活。お菓子もある程度は必要ですが、ダラダラと与えることは歯のために良くありません。また、ご家族が口の中に虫歯菌や歯周病菌がある場合、スプーンなどを介してお子さんにも感染しやすくなります。ご家族が日頃からきちんとお口のケアをして治療していれば、リスクを減らすことができます。

 ■他に気をつけなければいけないことはありますか?
 最近、口唇閉鎖がうまくできずに、口呼吸をしているお子さんが増えています。口呼吸が多いと口の中が乾き細菌が繁殖しやすくなり、扁桃炎にやりやすい、口臭が出やすいなどの症状が出たりします。同時に鼻腔が狭くなり、鼻呼吸をしようとしてもできにくくなります。乳歯が生えそろう頃になってもまだ口唇閉鎖ができなかったり、いつも口呼吸している場合は、専門医に相談したほうがいいでしょう。日頃からかかりつけ医に、お子さんだけでなく、家族で定期的に診てもらうことをお勧めします。次回は、小学生の口腔ケアについてお話します。



 
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