くまにち メディカルインタビュー
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産科・婦人科最前線 不妊治療

2008/3/1掲載
 
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不妊治療に理解ある社会へ
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
熊本市役所では、職員の不妊治療休暇が取り入れられる予定です。不妊治療は時間や費用もかかり、患者さんの精神的な負担も少なくありません。しかし最近は、いろんな支援策もとられるようになってきているようです。

 ■不妊治療、特に体外受精は時間やお金がかかるということで躊躇(ちゅうちょ)する人もいるようですが…。
 不妊治療は、少ない人で月に2回程度、治療が高度になっていくと5回以上の通院が必要です。特に体外受精は、一般の不妊治療では妊娠の見込みが少ないと思われる人を対象に行うので、月に7〜20日ほどの通院が必要となります。金額面では、体外受精や顕微鏡受精の治療にかかる費用の一部を負担してもらえる「特定不妊治療助成金」という制度ができて、患者さんの負担も幾分かは減ってきました。しかし、時間や精神的な負担に関しては有効な手段はなかったというのが現実です。

 ■熊本市では職員の不妊治療休暇の取得が可能になる予定ですが、どう思われますか?
 とても良い取り組みだと思います。不妊治療をする患者さんの中には仕事をしている人も多く、通院のために時間のやり繰りをしたり、職場への気遣いをするのはとても大変だと聞きます。周囲の理解が得られ、治療に集中できる期間が取れることは素晴らしいことですね。しかし、一般的にはまだ珍しい制度です。今後はさらにその動きが広がり、一日も早く誰もが不妊治療休暇を取得できる社会になればと期待します。そのために私たちも、何らかのお手伝いができればと思います。 ■不妊治療教室 3月16日(日)午後2時〜4時開催。参加無料。 詳細は【電話】096(322)2996へ



 
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