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美容整形最前線 W-PRP肌再生療法

2008/2/9掲載
 
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白血球を含有した血漿による肌再生療法
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
自分の血小板と白血球を利用した新しい肌再生療法。自分の血液成分を利用するため、アレルギー反応などの心配が少ないそうです。W-PRP肌再生療法について聞きました。

 ■W-PRP注入療法について教えて下さい。
 W-PRP(自己白血球含有多血小板血漿)療法は再生医療の一種で、元々はACR(自己多血小板血漿注入)療法として、歯科や整形外科などの治療に使われていました。その後美容の分野でも取り入れられるようになり、さらに血小板に加え白血球の含有で自己再生力が上がることもわかってきました。

 ■ACR療法とは何が違うのでしょうか。
 基本的には自己血小板を使用し、シワ・たるみなどを改善する治療という意味では同じです。元来、血小板と白血球は体にできた傷を治す働きをしています。その血小板と白血球を濃縮し併用することで、ヒトが本来持っている自然治癒力、組織再生力を最大限に引き出すのです。自分自身の血液を精製して注入するので、アレルギー反応や感染の危険性もほとんどありません。

 ■治療の流れを教えて下さい。
 まずはご本人の血液を16t程度採取し、遠心分離器にかけて血小板と白血球を抽出します。それを注射器で注入して終了です。注入後2週間から3カ月をかけて、皮膚の修復が起こります。つまりコラーゲンが生成されるため、自然なハリが出てみずみずしい肌が期待できるというわけです。治療当日は、激しい運動や飲酒、マッサージなど外からの刺激は控えるようにして下さい。また、メークは直後から可能です。



 
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