くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 婦人科 インタビュー一覧> 婦人科 最前線
 
産科・婦人科最前線 不妊症治療

2008/1/5掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
二人目不妊は、ためらわずに相談を!
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
「一人目の子どもは妊娠できたのに、二人目がなかなか授からない」という人がいます。今回は「二人目不妊」について聞きました。

 ■二人目不妊とは?
 一人目は授かったのに二人目がなかなか授からないというケースを、二人目不妊(続発性不妊)と言います。最近、お二人目ができにくい方が増えているようです。

 ■その原因はどんなものですか?
 女性の体は日々変化しています。例えば、一人目のときには支障がなかった卵管や卵巣の機能などが狂うと、二人目の妊娠を望んだときに妊娠しにくい体になっている場合があります。また帝王切開での分娩の場合は、やはり手術による癒着などが起こっていることも考えられますし、流産から、不妊を起こすケースもあります。一度妊娠していることを考えれば、子宮の形の異常など先天性の問題はあまり疑われません。つまり、体の変化によって起こる原因から突き止めていくことになります。

 ■受診のタイミングについては?
 一人目の時から不妊症治療をされている方は、次もできにくいかもしれないという覚悟があり、治療にも積極的なものです。しかし、今までまったく不妊症に気付かず過ごしてきた方は、治療の遅れが多く見られます。男性の生殖機能も、年齢とともに衰える場合もあるなど、不妊症治療は年齢が進むと難しくなります。一人目がすんなりできたからといって、一年以上も授からないなら、ためらわず専門医へご相談されることをお勧めします。 ■不妊治療教室 1月20日(日)午後1時から開催。参加費無料。 詳細は【電話】096(322)2996へ



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ