くまにち メディカルインタビュー
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美容整形 最前線脂肪注入

2007/11/17掲載
 
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自分の脂肪を採取し、顔のシワや凹みに注入
 
サンロードクリニック院長
プリンヤ吉里氏
頬やこめかみの凹み…鏡を見る度に肌の老化が気になっていませんか?自分の脂肪を取って注入する、脂肪注入について聞きました。

 ■脂肪注入について教えて下さい。
 肌老化の治療法として、ボトックスやヒアルロン酸、コラーゲンなどを注入する方法がありますが、これらは半年から1年半をかけて体内に吸収されてしまいます。脂肪注入法はこの一般的な注入法とは違い脂肪採取が必要で、いったん生着すると持続するというメリットがあります。特に凹みの深い、頬、こめかみ、ほうれい線に適しています。

 ■具体的な手術法は?
  まず、ご本人のお腹や上腕、太ももなど脂肪の多い部分から注射器で脂肪層を採取します。それを気になる部位に注入します。徐々に吸収されるという脂肪の性質を考慮し、あらかじめ適量の約2倍の量を入れます。術後2〜3週間で約半分の脂肪が吸収され、適量が残ります。そして1〜2カ月経つと、脂肪が定着してきます。この方法は自己脂肪を入れますので、アレルギーや副作用などの心配はほとんどありません。

 ■術後の注意点はありますか?
 脂肪組織の毛細血管を周囲の毛細血管とうまく繋げるために、マッサージなどは避け局所を安静にします。また、注入後約1カ月は保冷剤などでなるべく冷やし、脂肪が吸収されるのを防いで下さい。

 ■脂肪注入は目の周りの小ジワにも適用できますか?
 目の周りのちりめんジワなどには、粒子の大きい脂肪の注入は不向きです。ご本人の血液から採取した血小板を注入し、細胞を活性させるACR療法(自己多血小板血漿注入療法)が適しています。こちらも自分の組織を使用しますので、アレルギーの心配は不要です。



 
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