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熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士 |
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シワ・たるみの治療には薬品の注入法がありますが、最近では自分の血小板を注入する方法もあるそうです。ACR療法について聞きました。 |
■ACR療法が話題になっていますが、どのような治療法ですか。 |
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ACR療法(自己多血小板血漿注入療法)は、自分の血液に含まれる血小板を注入して、細胞の活性化を図ります。ヒアルロン酸やコラーゲンのように、気になる部分を膨らませてお肌にハリを与える注入療法とはまた違い、肌の細胞を再生させる注入療法です。顔全体のほか、目の周りのちりめんジワや、今までは手術でしか対応できなかった目の下のたるみにも適しています。 |
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血小板は出血時に血を止めたり、細胞を治す働きをします。その血小板に含まれる成長因子によって体の細胞を元気にし、シワやたるみを改善するのです。歯科の分野では約10年の実績がある治療法で、最近では肌の若返り治療に応用されるようになりました。自分の血小板を使用するので、副作用やアレルギーの心配が少ないのが大きなメリットでしょう。 |
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まず16t程度の採血を行い、その血液を分離し、より濃度の高い血小板を含んだ血漿を抽出します。その後、注入部位に麻酔薬を塗り、血小板を注入します。施術時間は、カウンセリングから施術後の休憩時間を含め、1時間程度です。 |
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細胞が活性化されるまでの時間が必要なので、すぐには効果は現れません。治療後2週間から2カ月をかけて徐々に肌に自然なハリが出て、シワやたるみが改善されていきます。個人差はありますが、肌のハリは長期間保つことができます。 |
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