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田崎橋耳鼻咽喉科クリニック院長
小畑 敦氏
医学博士
熊本大学医学部大学院卒
日本耳鼻咽喉科学会認定
耳鼻咽喉科専門医 |
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夏の暑さが長引いた今年の秋。季節の変わり目は、急激な気温変化で体調を崩したり、風邪をひきやすくなったりします。この時季に注意したい子どもの病気について聞きました。 |
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今年は例年より1カ月遅れで季節の変わり目が来ています。この時季は、家の中のほこりやダニ、ブタクサなどキク科の植物の花粉が原因のアレルギーやアレルギー性鼻炎、ぜん息などを発症しやすくなります。症状が出たら、早めに受診してきちんと治療することが大切です。 |
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風邪は副鼻腔炎(蓄膿症)や急性中耳炎、気管支炎など合併症の原因になり、肺炎に至ることもあるので、まさに万病のもとですね。特に子どもは、風邪から急性中耳炎や滲出(しんしゅつ)性中耳炎になる例が目立ちます。というのも、子どもは耳と鼻の奥をつなぐ耳管が大人より太く短くて、水平に近い構造のため、鼻や喉から入ったウイルスや細菌が耳に侵入しやすいからです。 |
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急性中耳炎は痛みが激しく、ひどくなると鼓膜が破れて耳だれが出ることもあります。滲出性中耳炎は痛みがなく、初期の段階で気づかずに発見が遅れる場合があります。どちらの症状も幼児だとうまく伝えられないので、耳を触ってぐずる、問いかけに鈍感になる、テレビの音が大きくなるなどの変化は要注意です。また、インフルエンザ対策として予防接種をお勧めします。接種後2週間から約5カ月にわたって有効なので、特に受験生は早めに受けておいたほうがよいでしょう。 |
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