くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 美容整形 インタビュー一覧> 美容整形 最前線
 
美容整形最前線 シミ・くすみ・シワ

2007/10/27掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
夏のダメージ肌を改善する様々な治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
夏の間、紫外線をたっぷり浴びた肌はダメージを受けています。そこで、さまざまな肌トラブルの治療法について聞きました。

 ■この季節の肌トラブルの治療法について教えて下さい。
 まず、「レーザーピーリング」という治療法があります。これはレーザーの刺激でメラニンを除去し、シミを薄くするというものです。毛穴に軽い熱を発生させるので、肌が活性化し毛穴も引き締まります。照射と同時に冷却ガスを噴射することで、レーザー照射による痛みと皮膚のダメージを抑えることができます。この方法は薬剤を使わないので、肌質を選ばず、肌が弱い方にも施術が可能です。そのほかに「ビタミンCイオン導入」も肌トラブルに適しています。ビタミンC誘導体などの有効成分を皮膚に浸透させ、皮脂の抑制、コラーゲンの生成促進、活性酸素を除去する効果があります。また、最近では自分の血小板を使った、「ACR療法(自己多血小板血漿注入療法)」という方法もあるんですよ。

 ■それはどんな方法ですか。
 自分の血液から血小板を採取し、シワやたるみなど気になる部分へ注入して皮膚を若返らせる方法です。血小板は傷を治す働きがあるため、細胞が活性化し、体内の壊れた血管や細胞を修復します。自分の血液なので、副作用やアレルギーの心配はありません。

 ■どのくらいの量の採血が必要なのですか。
 採血は16cc程度です。その血液を遠心分離器にかけて多血小板血漿を取り出し、気になる部位に注入します。その後、2週間〜2カ月くらいで、徐々に改善していきます。効果の持続は6カ月〜1年程度ですが、前述のイオン導入などを行うと治療後の状態を長く維持できます。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ