くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ACR療法(シワ・たるみ・ニキビ跡注入治療

2007/10/13掲載
 
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自分の血液を使ったアンチエイジング法
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
最近、若返り治療の一つとして注目されているACR療法。自分の血液を使用するために副作用の心配が少なく、希望者も増えているそうです。

 ■ACR療法とは何でしょうか?
 ACRとは、Autologus Cell Rejuvenationの略で、「自分の細胞を若返らせる」という意味です。自分の血液から血小板を採取し、シワやたるみなど気になる部分へ注入して皮膚の再生を促進させます。血小板には成長因子という成分が含まれており、創傷治癒効果(傷を治す働き)があります。それにより細胞が活性化し、体内の壊れた血管や細胞を修復するのです。人体にとって異物となるようなものではなく、自分の血液を利用しますので、副作用やアレルギーの心配はありません。

 ■治療の流れを教えて下さい。
 まず、8〜16tほど採血します。その血液を遠心分離器にかけて多血小板血漿を取り出し、目元やまぶたの小ジワ、額や眉間のシワ、ほうれい線、頬のたるみ、ニキビ、ニキビ跡、首元のシワなどの気になる部分へ注入します。注射器で補充していくだけなので、痛みはほとんど気になりません。直後には多少腫れますが、翌日には治まりますので、すぐに日常生活に戻れます。

 ■効果はすぐに出ますか?
 自分の細胞を利用して若返りを図る治療ですので、細胞が活性化させるのに時間が必要です。個人差はありますが、2週間〜2カ月くらいかけて徐々にシワやたるみが改善し、ハリのある肌になります。効果の持続は6カ月〜1年程度です。

 ■若返りの効果を持続させる方法はありますか?
 治療後にビタミンCイオン導入などの肌のケアを行うと、効果が長く持続できます。ACR療法の2回目以降の注入は、2カ月以上空ける必要があります。



 
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