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美容整形最前線 脂肪吸引

2007/9/29掲載
 
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脂肪細胞数を減らし、太りにくい体質へ
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
ダイエットしてもリバウンドを繰り返してしまう…そんな人には脂肪細胞自体を減らす、脂肪吸引という方法もあるそうです。

 ■脂肪吸引は、体のどの部位が施術可能なのでしょうか。
 頬、あご、二の腕、おなか、腰まわり、ヒップ、太もも、ふくらはぎ、足首などの部位が施術可能です。ただ、手術の前にひとつ理解していただきたいのは、脂肪は水よりも比重が小さいため、脂肪吸引で体重が大幅に減ることはない、ということです。しかしながら、この手術では体内の皮下脂肪を取り除くので、見た目には細くなります。“太る”ということは、脂肪そのものが太ることなので、脂肪吸引によって脂肪細胞の数を少なくすれば、その部分には脂肪がつきにくくなります。

 ■手術の手順を教えて下さい。
 まず、直径2〜4oのカニューレと呼ばれる、先端に複数の穴があいた吸引管を脂肪層内に挿入します。カニューレの吸引力で穴に脂肪組織が入り込み、さらに前後運動することで穴のエッジに力が加わり、脂肪が切り取られ、吸引されます。また、脂肪を取りやすくする生理用食塩水、出血を最小限に抑える血管収縮剤、痛みを抑える麻酔薬をカニューレから注入しながら行う「ウエット・メソッド」を採用することで、体への負担が少なくてすみます。

 ■傷跡が心配ですが。
 カニューレを入れる前に、摩擦でダメージを受けやすい挿入口に傷跡保護器具を装着します。それにより、何千回もの往復運動を繰り返そうとも、メスを入れたときと同じ穴の状態で保持することができるのです。術後の傷跡はほとんど目立たなくなりますので、脂肪を吸引したい場所にカニューレを直接挿入でき、きれいなライン取りが可能です。



 
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