くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚最前線 シミ・美白

2007/9/15掲載
 
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IPLとRFで夏のダメージ肌をケア
 
熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士
夏も終わりに近づき、紫外線によるダメージが現れる頃。シミや日焼けした褐色の肌が気になりませんか。今のうちにしっかりケアをして、秋冬までには白くて美しい肌を目指したいものです。シミ・美白について伺いました。

 ■この季節はシミの相談が多いそうですね。
 はい。夏場はこまめに日焼け対策をしても、少なからず紫外線の影響を受けてしまいます。紫外線を浴びると、肌の表皮の一番下にあるメラノサイトという色素細胞が活性化され、メラニン色素を作り出します。それが沈着するとシミになるのです。紫外線を浴びてからシミになるまでにはある程度時間がかかりますので、シミが肌の表面に出てくる前にケアをする方が良いでしょう。

 ■出来てしまったシミの治療法は。
 IPL(光エネルギー)とRF(高周波)を組み合わせた治療を行います。徐々にシミを薄くするので数回の施術が必要なのですが、顔全体の小さなシミやくすみに対応できます。すぐに日常生活に戻れますし、痛みも少ないのが特徴です。さらに、さまざまな波長が入っているため、赤ら顔や美白、産毛の脱毛にも期待できます。ただ、ホルモンバランスの崩れなどから発症する肝斑というシミには、この方法は逆効果になってしまいます。

 ■では肝斑にはどのような治療をするのでしょうか。
 ビタミンCとトランサミンの内服に加え、特殊なレーザーピーリングを行います。この方法はシミを薄くするほかに、毛穴が引き締まり、美白やハリが出てくるといった相乗効果もみられます。肝斑は普通のシミと見分けが非常に難しいので、専門医の十分な判断が必要です。また、治療後は再発を防ぐためにも、紫外線の防止、ビタミン剤の摂取、規則正しい生活を心がけましょう。



 
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