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こうの矯正歯科クリニック院長
河野賢二氏
日本矯正歯科学会認定医 |
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歯並びがきれいだと笑顔にも自信が持てますね。でも噛み合わせが悪いと、見た目だけでなく歯や全身の健康にも影響が出るそう。最近30〜40代で始める人も増えているという歯科矯正について聞きました。 |
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歯科矯正というと、一般には真っ先に歯並びの美しさをイメージされるようですね。でも、本来はあごの発達の状態から考える必要があります。上顎(がく)前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、八重歯や乱ぐいなど、不正咬合と呼ばれる噛み合わせの悪さは、上下のあごの大きさの違いや前後左右のずれなどが影響していることが多いんです。そのため、矯正すると歯並びだけでなく口元の印象まで変化して、笑顔に自信が持てるようになり、結果的に表情が明るくなったりします。 |
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不正咬合を放置していると、食べ物をうまく噛み切れないなど咀嚼(そしゃく)力の低下や発音に障害が出るほか、あごの関節に負担がかかって顎関節症の要因となる場合もあります。また、歯並びが悪いことで自浄作用が低下したり、歯磨きがうまくできずに虫歯や歯周病の原因になることもあります。 |
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最初に問診で希望をお聞きし、どんな治療法があるか説明します。次に検査して歯型や口の中、あごの状態を写真やレントゲンで把握し、歯並びや口元、顔貌の変化をシミュレーションします。検査資料を基に治療計画を立てて、患者さんに伝え、マルチブラケットなどの矯正装置を使って治療を始めます。ブラケットの扱い方や装着した状態での歯磨きの仕方は最初に指導します。矯正期間中は月1回程度の通院が必要です。個人差はありますが、大人なら1〜2年で矯正でき、その後、歯の位置が安定するまでの固定期間を経て完了します。 |
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子どもの場合、あごが正常に発達する環境を整える一期治療と、永久歯がそろってから矯正する二期治療の二段階に分かれます。歯はきちんとケアすれば一生丈夫に保て、老後の健康や生活の質にも大きく影響します。治療は早いほうがよいのですが、矯正装置の進化で大人の方の関心も高くなってきました。口元に悩みをお持ちの方は一度、専門医に相談されてはいかがでしょう。 |
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