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「着け心地が良いので、ソフトコンタクトレンズを使用している」という人が多いようです。最近では、小学生から使い始めるケースも少なくないとか…。しかし、ソフトコンタクトレンズは、使い方次第では目を痛める原因にもなるそう。使用上の注意点などを聞きました。 |
■ソフトコンタクトレンズは使い心地が良いので、着けていることをつい忘れてしまいそうになります。 |
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そうなんです。着け心地が良いために、着けなくてもいい時まで着けている人がとても多いですね。着けっぱなしで眠ってしまったり、お手入れをしないで使い続けたり、使い捨てタイプのレンズで、決められた期間を大幅に超えて使ってしまう人もいらっしゃいます。黒目を覆う大きなサイズのレンズなので、目に大変負担がかかっていることをぜひ知っていただきたいですね。 |
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■正しい使い方をしないと、どんな症状が表れますか? |
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レンズがまぶたの裏側に当たるので、アレルギー性結膜炎を発症しやすくなります。その原因の多くは、レンズに残っている汚れや空気中から入る汚れに対し、過敏に反応するためです。若い人のほうがアレルギー反応を起こしやすく、「目やに」や「かゆみ」などの症状が出たり、まばたきをした時にレンズが上の方にズレるという人は、アレルギー性結膜炎になっている可能性が高いでしょう。また、どんな人でも長時間着けると、必ず目が乾燥してきます。それがひどい場合には、角膜の表面に傷がついてしまうこともあるんですが、なかなかこの傷に気づかないことが多いんです。さらに、乱暴な使い方を続けてしまうと、角膜潰瘍になることもあり、治った後も傷跡が残り、視力に影響を与える場合もあるんですよ。 |
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■使い心地の良さが、かえってトラブルを招く原因になるわけですね。では、そうならないためには? |
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着けっぱなしが一番よくありません。帰宅したら、なるべく早く外すこと。また、コンタクトに頼らなくて済むよう、メガネを所持しましょう。気になる症状が出たら早めの受診が大切ですが、気づかないうちにひどくなっているケースが多いので、少なくとも3カ月に1回は定期検診を受けてください。子どもの場合、説明をしても十分に理解できないことも多いので、保護者が気を付けてあげてください。 |
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