くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ワキガ・多汗症・黄ばみ

2007/4/14掲載
 
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体臭を改善し、心と体をケア
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
無臭が好まれる昨今、自分が臭っているのでは…と体臭を気にする人が増えているようです。臭いを抑える方法や手術法について伺いました。

 ■これからの季節は、ワキガや多汗症の相談が多くなるそうですね。
 暖かくなると汗をかきやすくなり、体臭や汗じみ、黄ばみなどが気になりますからね。ワキガや多汗症は体質であり、病気ではありません。しかし、周りの目を気にするあまり、精神的な苦痛を感じたり、消極的になる方も多いのです。また、最近では男性の相談者も増えています。

 ■ケアする方法はありませんか。
 個人差はありますが、制汗剤を使用したり、汗をかいた後に拭き取ったり、マメに着替えることで臭いは抑えられます。また、肉類や乳製品などの高カロリー・高脂肪食品のほか、刺激の強い香辛料の入った料理はワキガの刺激物といわれていますので、それらを控えることで臭いが解消される人もいます。それでも気になる方は専門医に相談された方がよいでしょう。

 ■どのような治療ですか。
 臭いと汗の元になっているアポクリン腺とエクリン腺、皮脂腺、毛根組織を除去して吸引するローラークランプ法という手術を行います。切開は2o程度で、保護器具を侵入口に被せますので傷跡はほとんど目立ちにくくなります。30〜40分程度で終了。同時に毛根組織も取り除くため、約60%の脱毛効果も得られます。術後はスポンジをあてテープで止める程度ですが、約1週間は腕を激しく動かさないようにします。入院の必要はありません。その後は1〜2回通院していただく程度です。そのほか、ボトックスという薬品をワキに注入する方法もあります。副交感神経の働きを弱め汗腺の活動を抑制させてくれるのですが、効果の持続期間は約半年〜1年です。



 
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