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歯科最前線 インプラント治療

2007/3/17掲載
 
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切開しない方法で痛みや腫れを軽減
 
フロンティア歯科医院
高橋伸児氏
食事がおいしく取れるのは健康の基本。かみ心地が、本来の自分の歯と違和感が少ないことから、インプラント治療が注目されています。歯ぐきを切開せず、術後の痛みや腫(は)れを軽減する新しい治療法を聞きました。

 ■インプラント治療を知っている方が増えてきたようですが。
 そうですね。以前に比べて、最初からインプラントを希望する方も増えてきました。インプラントは、歯が失われた部分のあごの骨に人工歯根を埋め込み、その上から人工の歯をかぶせる方法です。このため、かみ心地が以前の自分の歯とあまり変わらず、入れ歯より3〜4倍強い力でかめるという特徴があります。

 ■歯ぐきを切開せずに済む、新しい治療法があるそうですね。
 IGI(画像誘導型インプラント手術)と呼ばれる新システムの治療法があります。従来の方法は歯根を埋める部分の骨の形態を確認するため、歯ぐきの切開が必要でした。新しい治療法は事前に歯科用CTで口腔内を撮影して三次元画像化するため、切開しなくてもあごの骨の状態や神経の位置などを正確に把握できます。手術ではその画像情報を基にモニターを見ながら、ピンポイントで歯根を埋め込みます。切開も縫合も行わない分、手術時間が短縮され、出血も少なく、術後の腫れや痛みを軽減できます。

 ■治療に際しての注意点は?
 インプラント治療は、あごの骨の成長が完了した20歳以上の方が対象で、歯周病などがあればその治療を先に行います。術後はかみ合わせや細菌の感染がないかをチェックするため、定期的な検診が必要です。通院の間隔や回数は患者さんの状態によって異なるので、医師に確認されるとよいでしょう。



 
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