くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 アンチエイジング3

2005/4/8掲載
 
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「シワ改善に、さまざまな選択肢」
 
行徳形成外科院長
行徳 博英氏
日本形成外科学会認定医
女性が老化を最初に自覚するのは、鏡の中に小さなシワを発見したとき。最初はただの笑いジワかと思っていても、加齢や体調の変化で目立ってくると気分も憂うつになってしまいます。手術によらないシワの対策について聞きました。

 ■素肌の調子が悪いときは、メイクも映えないものですが。
 そうですね。よい皮膚とはハリがあってみずみずしく、シワや吹き出物もなく、弾力や抵抗力がある状態をいいます。それが、加齢や精神的ストレス、紫外線のような外的刺激などにさらされることで、徐々に損なわれていきます。よく、保湿が大事だといわれますが、あまり肌を過保護にすると、かえって乾燥を招く場合もあります。

 ■シワはどうして、できるのですか。
 加齢によって皮膚が薄くなり、同時に脂肪の萎縮や筋肉の緩みといった変化が起こります。加えて、皮膚に含まれる水分量、コラーゲン、エラスチンなども減少していくからです。シワが目立つ場所は、額、まぶた、目尻、ほお、法令線(鼻の横から口角にかけての線)、口の周囲などですね。

 ■手術せずにシワを目立たなくする方法もあるそうですが。
 はい。ヒアルロン酸やコラーゲンの注入でシワを目立たなくすることができ、効果は約3カ月から1年ほど続きます。また、ボトックスの注入は、シワを作る筋肉へ行く神経をマヒさせることでシワを改善し、効果は約4カ月です。ボトックスとはボツリヌス菌を弱毒化した医薬品で、ヒアルロン酸やコラーゲン同様、時間の経過とともに体内に吸収・排泄されていきます。  ほかにも、レーザー、光治療、温熱療法など、熱・光・中周波・高周波の刺激を与えてコラーゲンの生成をうながし、ハリのある肌に回復させる方法があります。肌の状態は一人ひとり異なるので、どの方法を選択するかは医師とよく相談されるとよいでしょう。

 ■ふだんの生活で注意することはありますか。
 まず、紫外線を浴びないこと。それから、血流が悪いと肌荒れやシワの原因にもなります。肩凝りがひどい人は思い当たるのではないでしょうか。日ごろから体を冷やさない、ストレスをためない、などに留意してリラックスや軽い運動を心がけてください。



 
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