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冬になると厚手の服を着るようになり、そのまま暖房のきいた部屋に入ると思いのほか汗ばむことがあります。さらに、窓を締め切った状態が多くなるので臭いが気になることも…。ワキガ・多汗症について聞きました。 |
■ワキガかどうか、自分でチェックができるそうですね。 |
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ワキガの臭いは本人が気づかないことが多いうえ、周りも親しい間柄であればこそ言いにくいものです。家族や恋人などに確認するほかに、次の項目でワキガ体質の自己チェックもできます。(1)耳あかが湿っている(2)家族の中にワキガの人がいる(3)衣類のワキの部分に大量に汗をかく、黄色くなる(4)ワキ毛が太くて濃い。これらに当てはまる場合にはワキガ体質の傾向があります。 |
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アポクリン腺と皮脂腺からの汗を、皮膚常在菌が化学分解すると、異臭が生じます。一方、エクリン腺からの汗が多いのであれば、臭いはほとんどなく、多汗症ということになります。しかし、多汗症とワキガは合併していることが多いです。 |
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臭いが気になる場合は、ローラークランプ法という方法で行います。臭いの原因であるアポクリン腺とエクリン腺、皮脂腺を取り除く手術です。腕の付け根から2mm程度のカニューレ(吸引棒)を皮下組織の中に挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を取り除き、吸引していきます。カニューレを往復させる際に生じる摩擦から傷口を守るために、保護器具を侵入口にかぶせますので、手術跡はほとんど目立ちにくくなります。また、60%くらいの脱毛効果もあります。手術時間は局所麻酔で40分程度で、入院は不要です。
手術以外の方法では、ボトックスをワキに注射する注入法があります。効果の持続期間は約半年〜1年です。 |
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