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うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士 |
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希望しない妊娠や人工妊娠中絶を避けるために、セックスの後でも避妊できる方法(緊急避妊ピル)があるそうです。 |
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あなたが避妊をしないでセックスしてしまったとか、コンドームが破けるなどの避妊の失敗が起こった場合に、妊娠を防止する方法です。その最も一般的な方法が、緊急避妊ピルの服用です。 |
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薬剤自体は、避妊目的で服用する経口避妊薬(中用量ピル)と同じものですが、服用方法が妊娠を防止する目的のため独特な使われ方をします。セックスがあった後72時間以内に初回の服用をし、さらにその12時間後にもう一度服用します。副作用として、吐き気や嘔吐することがあります。時には頭痛、めまい、腹痛、乳房緊満などが起こることもありますが、我慢できないほど長くは続きません。この避妊のメカニズムは、受精卵が子宮に着床するのを阻害して妊娠の成立を阻止するので、妊娠を中絶するものではありません。 |
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100%ではありません。正しく服用した場合に妊娠する可能性は、2・4%との報告があります。セックス後になるべく早く服用を開始する方が、効果が高くなります。また、セックス後72時間以上経過していた場合には、緊急避妊ピルの服用は諦めて下さい。 |
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■緊急避妊ピルを服用しても効果がなく妊娠してしまった場合に、赤ちゃんに問題はないのですか。 |
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今まで問題となった報告例はありません。最後に、緊急避妊ピルはエイズをはじめとした性感染症(梅毒、淋病、クラミジア、ヘルペスなど)を予防する効果はありませんので、ご注意下さい。 |
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