くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 シワ・たるみ治療

2006/10/7掲載
 
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高周波や特殊糸でリフトアップ
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
25歳くらいを境に徐々に現れるという顔のシワやたるみ。自分ではなかなか気づきにくいもので、気づいたときには元に戻らない…ということもあるようです。シワ・たるみの治療について聞きました。

 ■シワやたるみは、なぜできるのでしょうか。
 真皮層にあるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、水分を維持し、肌の潤いやハリを保つために重要な役割を果たしています。そして、これらの成分が老化や紫外線によって減少したり、変性することでシワやたるみをつくります。また、皮膚をピンと吊り上げている筋肉が衰えることも原因のひとつです。

 ■何か治療法はありますか。
 高周波による治療法があります。高周波は、通常のレーザー治療や光治療よりも皮膚の奥深くまで浸透できるため、メスを使わずにリフティング効果が得られます。照射後48時間以内にお肌のハリとスベスベ感が出てきて、さらに約3カ月〜半年をかけ、皮膚内でコラーゲンの自己増殖が起こります。これによってシワが薄れ、ハリのある美しい肌に変わっていくのです。小顔効果もあり、顔以外に首のシワやたるみにも適しています。また、速効性を求める方には、特殊糸を使った方法がよいでしょう。特殊な針を、気になる部位の皮下組織に挿入し、その中に15pほどのギザギザのある特殊な糸を通して、針のみをはずします。そうすると糸だけが残り、脂肪組織にギザギザが引っかかり、たるみを引き上げます。さらに、その糸が繊維芽細胞を刺激することで、徐々に糸の周囲にコラーゲン繊維が形成され、ハリが長時間持続されます。糸は8〜12カ月で体内に吸収されますので、異物が残る心配はありません。特に、頬のたるみ、鼻唇溝のシワに適しています。



 
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