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美容整形最前線 脂肪吸引

2006/8/26掲載
 
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脂肪細胞数を減らし、太りにくい体質へ
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
ダイエットしてもリバウンドを繰り返してしまう…そんな人には、脂肪細胞自体を減らす方法もあるそうです。脂肪吸引について聞きました。

 ■脂肪吸引は、体のどの部位が施術可能なのでしょうか。
 頬、あご、二の腕、おなか、腰まわり、ヒップ、太もも、ふくらはぎ、足首とあらゆる部位の脂肪吸引が現在では可能です。ただ手術の前にひとつ理解していただきたいのは、脂肪吸引で体重が大幅に減ることはない、ということです。脂肪は水よりも比重が小さいことがその理由です。しかしこの手術では体内の皮下脂肪を取り除くので、見た目は細くなります。“太る”ということは、脂肪そのものが太ることなので、脂肪吸引によって脂肪細胞の数を少なくすれば、その部分には脂肪がつきにくくなります。

 ■手術の手順を教えて下さい。
 まず、直径2〜4oのカニューレと呼ばれる、先端に複数の穴があいた吸引管を脂肪層内に挿入し、その吸引力で穴に脂肪組織が入り込みます。さらにカニューレを前後運動することで穴のエッジに力が加わり、脂肪が切り取られ、吸引されるのです。また、脂肪を取りやすくする生理用食塩水、出血を最小限に抑える血管収縮剤、麻酔薬をカニューレから注入しながら行う「ウエット・メソッド」を採用することで、体への負担が少なくてすみます。摩擦でダメージを受けやすい挿入口には傷跡保護器具を使用し、傷口を最小限に抑え、神経や血管を傷つけないよう保護しながら手術を行います。手術に抵抗のある方には、脂肪融解注射がよいでしょう。注射により局所的な脂肪の融解を促し、血中から腸管を経て体外に排出する方法です。ただ、脂肪吸引は1回で効果が得られるのに対し、脂肪融解注射の効果はゆっくりと表れ、3〜5回の処置が必要です。



 
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