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再発を繰り返す性器ヘルペス 症状が治まっても継続的な予防を |
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うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士 |
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性感染症の一つである性器ヘルペスは、赤ちゃんが生まれるとき、お母さんから感染することもある危険な病気です。専門医に詳しく聞きました。 |
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ヘルペスウイルスの感染により性器に潰瘍ができ、激しい痛みを伴う性感染症です。一度感染すると、症状が治まってもウイルスは神経節に潜伏し続けます。体調が悪いときなどに再発・再燃を繰り返しますが、症状はだんだん軽くなっていきます。初感染時が一番ひどいことが多いようです。一方、感染しても症状が出ないこと(不顕性感染)や、感染後十数年たってから発症することもあるので、現在のパートナーが感染源とは限りません。また、出産時に産道のヘルペス感染が疑われるときには、赤ちゃんへの感染を防ぐために帝王切開となります。 |
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以下の方法(全て保険適応)が挙げられます。(1)現在はさまざまな薬があり、初感染(初発)や再発でも軽症の場合は、ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルなどの抗ウイルス薬を5日間服用して治療が可能になりました。(2)排尿や歩行に支障を来す、高熱を伴うなどの重症者には、ゾビラックスを7日間点滴静脈注射します。(3)頻回に再発・再燃する場合、1年間に6回以上再発する方に限り、バルトレックスを1日1回投与する再発抑制療法を行います。 |
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感染すると、症状がなくてもウイルスを排出し続けます。パートナーへ感染しないよう、コンドームを使いましょう。また、再発時は肛門や臀部(でんぶ)、太ももにも潰瘍が現れ、完全な予防はできません。免疫力の低下が再発につながるので、日頃からの体調管理が大切です。 |
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