くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2017/5/19掲載
 
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適切な診断が鍵となる肝斑(かんぱん)治
 
ワイズスキンケアクリニック 院長
泉 依子氏
女性ホルモンのバランスが乱れることで、できるといわれている肝斑(かんぱん)。実は紫外線も影響しています。GW中のお出かけなどで、早くも日焼けしている人も多いのでは。肝斑の治療法について聞きました。

 ■そもそも肝斑とは。
 肝斑とは、頬骨や額、口の周りに、左右対称にできる茶色の地図状のシミのことをいいます。ホルモンバランスの乱れやピルの服用などが原因で、紫外線によっても悪化するといわれています。肝斑に通常のシミ治療を行うと、逆に濃くなる場合があります。そのため、医師による見極めが重要になってきます。

 ■肝斑の治療法を教えてください。
 専用のカーボンローション(微粒子の墨)を顔全体に塗ります。レーザーを照射し、皮膚の表皮を削ることで、肝斑を薄くしていきます。また、毛穴に入ったカーボンが燃えると、ニキビの原因となる古い角質や、毛穴に詰まった汚れも除去されます。皮膚の奥まで届く波長の長いレーザーを使うため、コラーゲンの生成が促され、毛穴がキュッと引き締まりますよ。皮脂が過剰分泌するこれからの季節、メイク崩れが気になる人のほか、毛穴の黒ずみ、ニキビ痕といった肌トラブルに悩む人にも適した治療法です。

 ■肌の露出が増えるにつれ、ムダ毛も気になります。
 新型の蓄熱式ダイオードレーザーを使った治療法があります。従来の脱毛機器は、メラニン色素に向けて高出力のエネルギーを照射するので、痛みを伴ったり、硬毛化したりすることがありました。蓄熱脱毛では一度の照射で広範囲にエネルギーを与えることから、痛みが少なく、施術時間も短くて済みます。麻酔の必要もありません。詳しくは専門医にご相談ください。



 
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