くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2017/4/14掲載
 
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ミドルエイジにも広がる脱毛ニーズ すべすべの肌で生活の質も向上
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
若い人には一般的な脱毛ですが、近年、希望する人の年代が広がっているそうです。これから肌の露出が増える季節。最近の脱毛事情や治療法について聞きました。

 ■幅広い年代の人の脱毛希望が増えていると聞きます。
 「脱毛は若い人がするもの」と思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、最近は40〜50歳代のミドルエイジのご相談も増えています。「子どもの頃から毛深くて悩んでいた」「毎回自分で処理するのが面倒」などとおっしゃる人が多いのですが、中には「将来、介護を受けた時のことを考えて」という人もいらっしゃいます。ただ、白髪になってしまうと、機械が反応しないため、できれば白髪になる前の脱毛をおすすめします。

 ■治療法を教えてください。
 最近ではアレキサンドライトレーザーと呼ばれる機器があります。レーザーの放射熱が毛幹や毛根、その周辺の組織のメラニンにダメージを与えるものです。スポット口径の大きいアレキサンドライトレーザーの場合、照射範囲が広いので、1回の所要時間が短くて済みます。痛みを心配する人もいらっしゃいますが、照射と同時に噴射される冷却ガスにより、痛みは輪ゴムで弾かれた程度です。我慢できない人には、事前に痛みを和らげる麻酔クリームを使います。

 ■何回くらいの通院が必要ですか。
 毛根が生え替わる周期はだいたい1カ月半程度ですので、それに合わせて治療を行います。部位によっても異なりますが、脇なら4〜6回、ひざ下なら4回程度、照射する必要があります。他にもいろいろな治療法がありますので、詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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