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妊娠初期には特に注意が必要な風疹 まずは家族も同時に抗体検査を |
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ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医 |
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妊娠中に風疹にかかると、難聴や白内障などの赤ちゃんが生まれる確率が高くなるといわれています。妊娠する前に受けておいたほうがよいとされる「抗体検査」について、専門医に聞きました。 |
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風疹は、春先から初夏にかけて流行する感染症です。昨年は全国的に大流行し、大きな問題にもなりました。妊娠初期のお母さんが風疹に感染すると、生まれた赤ちゃんが難聴や白内障、心臓構造異常などの先天性風疹症候群にかかる確率が高くなるので、注意が必要です。 |
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風疹に対する抗体があるかないかは、風疹抗体検査という血液検査で調べることができます。検査の結果、十分な抗体があれば、風疹には感染しませんが、抗体がなかったり、抗体値が低いと、風疹に感染する可能性があります。その場合は、妊娠していないことを確認した上で、ワクチンを接種します。それとともに、パートナーや同居している家族が風疹ウイルスを持ち帰ることもありますので、同時に抗体検査を受けてもらうことが大切です。 |
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はい。例年、風疹の抗体検査を無料で行っている自治体も多いようです。熊本市では、妊娠を希望する女性ばかりでなく、そのパートナーや同居者なども対象になる予定です。ただし、これまで抗体検査や風疹の予防接種を受けたことのない方、風疹にかかったことのない方に限られるでしょう。自治体によって助成の内容が異なりますので、お住まいの自治体の担当部署まで直接お問い合わせください。 |
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