くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2016/3/25掲載
 
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治療期間の短縮が期待できる複合治療 組み合わせや順序などに細心の注意を
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
美容治療は受けたいけれど、いろいろな選択肢がある中で、費用対効果が気になるのは当然ですね。美容治療の最近の流れともなっている複合治療のメリットや注意点について聞きました。

 ■美容の分野における複合治療について教えてください。
 複数の美容治療を同時に行うことで、単独の治療に比べ、効率良く短期間で悩み解消を目指すものです。「シミ」と「たるみ」、「ニキビ痕」と「毛穴の開き」など、2つ以上の肌の悩みを持つ患者さんは少なくありません。また、「忙しくて何度も通院できない」という人も多くいらっしゃいます。複合治療はこうした患者さんのニーズに応えるもので、美容治療の最近の傾向ともなっています。

 ■代表的な組み合わせを教えてください。
 例えば「シミ」と「たるみ」は、原因も治療のアプローチも異なりますが、光治療と高周波治療を並行して施すことで、治療回数や期間を軽減することができます。「シミ」は光治療器によりメラニン色素を浮き上がらせることで、徐々に薄くなっていきます。一方、「たるみ」には高周波を照射します。真皮層の繊維芽細胞が活性化するので、引き締め効果と加齢からくる「シワ」や「たるみ」の改善が期待できます。皮膚の浅い層、深い層を標的とする異なった治療ですが、同じ日に治療を行うことで、1回の治療に対する満足度が高く、通院回数も少なくて済みます。

 ■複合治療の注意点はありますか。
 何でも一緒にすればいいというものではなく、治療の組み合わせや順序などには細心の注意とノウハウが求められます。詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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