くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2016/3/18掲載
 
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「ワキガ・多汗症」と「シミ・たるみ」 切らない治療で悩みを解消
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
気温が上がってくると気になる「ワキガ・多汗症」。また、出会いの季節を前に相談が増えてくる「シミ・たるみ」に関する悩み。今回は、これらの切らない治療方法について、専門医に話を聞きました。

 ■ワキガと多汗症の治療法を教えてください。
 電磁波を使った治療がよく行われています。電磁波を脇に照射して汗腺を破壊し、ワキガや多汗症の原因となる発汗を止めます。患部の痛みや腫れを軽減するため、照射前には麻酔を施します。治療は両脇60分程度で完了。汗腺が機能しなくなるので効果は半永久的です。汗腺が存在する層には毛根もあり、電磁波を照射することで若干の脱毛効果も期待できます。そのほか、ボトックスを注射して発汗を抑える方法があります。こちらの治療時間は両脇約10分。効果の持続は半年ほどです。いずれの治療法も、手足の多汗症や乳輪からのニオイにも有効です。

 ■シミとたるみの治療法は。
 シミはレーザーでメラニン色素を破壊する治療が一般的です。ただし、不用意にレーザーを照射するとかえって色が濃くなる場合もあるので、治療前に症状をしっかり見極めることが大切です。たるみはコラーゲンの減少で発症しますが、コラーゲンを注入するだけでは解消しません。治療では超音波を照射し、表皮の奥にある筋肉の層からたるんだ部分を引き上げます。そのほか、特殊な糸を挿入して肌の内部から引き上げる方法もあります。

 ■切らずに治療できるのですね。
 はい。切開しないため回復期間が短くて済むほか、精神的負担が軽くなることなどがメリットとして挙げられます。ただし、症状によって適した治療法が異なりますので、まずは専門医へご相談ください。



 
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