くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2016/3/11掲載
 
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脱毛は肌質に合う機器選びが大切 実績ある皮膚科専門医に相談を
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
痛みが少なく、脱毛効果が高いことで人気の医療レーザー。最近は中・高校生や男性の施術も増えているそうです。詳しい治療法について聞きました。

 ■脱毛機器には多くの種類があるようですが、どのように違いますか。
 安全に脱毛をするには、肌質に合った医療機器を選ぶことが大切です。例えば、アレキサンドライトレーザーは、黒い色素に吸収される光線が発毛組織を破壊することで、毛の再生能力が失われます。照射時の冷却ガス噴射により、肌にダメージを与えず処理することが可能です。一方、ロングパルスYAGレーザーは波長が長く、レーザー光線が深部に到達するという特性がありますので、毛根が深いヒゲやデリケートゾーンの脱毛に効果を発揮します。メラニンの吸収度が低いので、従来はレーザー照射が難しいとされていた肌の色が黒い方や色素沈着のある方にも対応できます。また、最新の光を使ったレーザー機器は脱毛に加え、熱作用による美肌効果もあります。

 ■最近は中・高校生や男性の脱毛も増えているそうですね。
 中・高校生の女性でもホルモンの影響で毛が濃くなることがあり、悩んでいる方は多いようです。小学生の保護者から相談を受けることもあります。男性の場合は、朝そっても、夕方には青々としたヒゲが伸びているという方が希望することが多いようです。

 ■安全な脱毛のために気をつけることはありますか。
 医療機関で使用されている、厚生労働省によって承認された機器であれば、光脱毛と比較してより高い安全性と優れた脱毛効果が期待できます。毛の量が多くて悩んでいる、脱毛による肌トラブルを抱えている方は、実績がある皮膚科専門医を受診されることをお勧めします。



 
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