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美容外科編

2015/6/26掲載
 
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切らない施術で体や精神面への負担を軽減 「ワキガ・多汗症」「脂肪吸引」の治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
雨で湿度が高い梅雨の時季は、脇の汗やニオイに関する相談が増えるそう。また、夏本番に向けて脂肪吸引でスタイルアップを目指す人も多いのだとか。「ワキガ・多汗症」と「脂肪吸引」の治療について話を聞きました。

 ■ワキガや多汗症の原因と治療法を教えてください。
 湿度や気温が上がると、人は汗をかきます。この汗自体は無臭なのですが、人間の皮膚に常在する菌が汗を分解する際に発生するニオイこそが、ワキガの独特なニオイなのです。多汗症は汗の分泌量の異常によって起こります。治療では、脇から汗が出なくなる施術を行います。具体的には、電磁波エネルギーを照射して汗腺を破壊する方法と、ボトックス注射で汗腺の機能を抑制する方法があります。前者の所要時間は両脇で約60分。汗腺が機能しなくなるので効果は半永久的です。後者は両脇10分程度で治療が終了しますが、効果の持続は半年ほどです。

 ■脂肪吸引の治療はどのように。
 よく用いられているのは、吸引管(カニューレ)を細くしたい部分に挿入し、脂肪を吸引する方法です。管は直径2〜3oと細く、挿入する際は傷痕保護器具を使うため、術後、挿入箇所はほとんど分かりません。そのほか、専用機器で脂肪細胞のみを冷凍して破壊する方法、薬液で脂肪を溶かしてしまう方法などがあります。いずれも施術部位が選べるので部分痩せが可能です。

 ■切らない治療が多いのですね。
 はい。患者さんの体や精神面への負担、治療後の回復期間などを考慮し、最近は切らない治療が増えてきました。ただし、患者さん自身の体形やご希望などにより、適した治療が異なりますので、まずはしっかりとしたカウンセリングを受けることが大切です。



 
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