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美容外科編

2015/4/24掲載
 
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夏になる前のこの時季に相談が増加 「ワキガ・多汗症」と「豊胸」の切らない治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
汗ばむ季節は特に気になる、脇の汗じみや悪臭。また、薄着では自信がないバストライン。夏前に、どうにかしたいという方も多いのでは。今回は「ワキガ・多汗症」と「豊胸」の切らない治療について聞きました。

 ■ワキガと多汗症の原因は。
 いずれも脇にあるアポクリン腺とエクリン腺という汗腺が関係しています。これらから出る汗自体は無臭ですが、皮膚に常在する菌が汗を分解する際に発生するニオイが、あの独特のワキガ臭なのです。多汗症は汗腺から出る汗の量が原因で、よく受ける相談は、脇や手足などで発汗量が多くて困っている、という内容です。

 ■治療法を教えてください。
 ワキガと多汗症は、ともに汗腺の機能を破壊または抑制する治療を行います。具体的には、患部に電磁波を照射したり、汗腺の働きを抑える効果がある薬液を注射器で注入したりします。効果の持続期間は前者では半永久的、後者では半年〜1年程度です。これらの治療は、乳輪やアンダーバストからのニオイにも有効です。

 ■豊胸の治療はどのように。
 主に行われているのは、注射器を使った治療法です。ヒアルロン酸や、事前に吸引した自分の脂肪を入れる方法などがあります。注射器を用いることで「左右のバランスを整えたい」「谷間をつくりたい」といった細かな調整が可能です。大幅なサイズアップには、バッグ挿入法が適しています。

 ■切開しない治療法が多いですね。
 切らない治療は(1)回復までの期間が短い(2)入院や通院の必要性が減る(3)肉体的・精神的な負担が少なくなる…などの利点があり、よく選択されています。各治療法の詳細は、医師へお尋ねください。



 
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