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ワキの下の臭いや、白いシャツなどの黄ばみ、気になりませんか? 制汗剤などを塗布すれば汗を止めてくれますが、一時的なもの。そこで、汗腺の除去治療や、注入法などのワキガ・多汗症の治療について聞きました。 |
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人の体には、皮脂腺、エクリン腺、アポクリン腺の3種類の汗腺があります。ワキガの発生に関与している汗腺は、アポクリン腺で、ワキに多く存在します。本来、アポクリン腺から分泌された汗は無臭なのですが、タンパク質や脂質を含んでおり、これらを皮膚常在菌が化学分解します。それが異臭の原因になるのです。エクリン腺からは水分のみを分泌するため、エクリン腺からの汗が多い場合は臭いは気にならないでしょう。 |
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ボトックスをワキに数カ所注射する方法があります。末梢神経からの命令を筋肉や汗腺に伝わりにくくする働きを利用して、アポクリン腺やエクリン腺の活動を制限させるのです。汗腺の働きを一時的に制限するだけの治療なので、永続的な効果は得られません。効果の持続は約半年〜1年です。
効果が持続する方法では、ローラークランプ法があります。腕の付け根の1カ所から2〜3ミリのカニューレ(吸引棒)を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながらアポクリン腺、エクリン腺を吸引します。また、傷跡保護器具を使用してカニューレを挿入するので、傷跡は2〜3ミリ程度で、術後数カ月でほとんど目立たなくなります。手術は局所麻酔で40分程度。その日のうちに帰れます。この治療は、毛根部分まで達するため80%前後の脱毛効果があります。つまり、脱毛効果のない手術は、ワキガ・多汗症に対しても効果がないといえます。気になる方は、専門医にご相談下さい。 |
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