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行徳形成外科院長
行徳 博英氏
日本形成外科学会認定医 |
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生き生きとした表情のポイントとなる目。目元は、顔の印象や若さを左右する大事な部分です。しかし、目の周りは皮膚が薄く動きもあるだけに、シワやたるみが目立つところともいえます。目元のアンチエイジングについて聞きました。 |
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目の周りは皮膚が薄くデリケートで、表情の変化とともによく動く部分でもあります。また、皮脂の分泌も少ないため、顔の中でも比較的、早くから老化が目立ってきます。 |
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目尻のシワをはじめ、眼窩(か)脂肪の萎縮による上下のまぶたのくぼみ、加齢による上下のまぶたのたるみやシワなどが出てくるからです。現れ方には個人差があり、シワが目立つ人もあれば、たるみと脂肪の下垂が合わさった状態の人もあります。いずれも、年齢以上に老いを感じさせるため、悩まれるようです。 |
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シワにはレーザー、光治療、コラーゲンやヒアルロン酸の注入などがあります。目の下のくぼみには、コラーゲンの注入や自分の脂肪を移植する方法などがあります。いずれもダウンタイムが少なくてすみ、治療後はメイクして帰れます。しかし、目の下のたるみや眼窩脂肪の下垂には、手術を勧める場合があります。 |
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たるみの場合、余分な皮膚と眼輪筋を切除して引き上げます。眼窩脂肪の下垂の場合は、脂肪を適度に除去したうえで、余分な皮膚とゆるんだ眼輪筋を切除し皮膚を引き上げます。手術は局所麻酔で、所要時間は60分ほど。翌日から洗顔ができ、自宅で軟膏の塗布やクーリングを行って、患部の腫れや炎症を抑えるようにします。腫れは2〜3週間ほどで落ち着き、切開部の傷は2〜3カ月で目立たなくなります。この手術は眼球にはノータッチなので、術後の視力には影響しません。 |
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どうしても手術に抵抗がある方には、温熱療法をはじめ、ヤグレーザー、光治療を行うフォトプラス、高周波エネルギーを照射するサーマクール、医薬品によるメディカル・スキンケアなど、さまざまな治療法があります。医師とよく相談されるとよいでしょう。 |
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