くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 美容皮膚 インタビュー一覧> 美容皮膚 最前線
 
美容皮膚最前線 シミ・美白

2005/9/17掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
光老化に対応するRF・IPL治療
 
熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士
今の時期、夏に浴びた強い紫外線による肌の光老化が気になるときですね。光老化は、シミを作る大きな原因。「シミのない透明感のある肌を取り戻したい!」という方も多いことでしょう。シミについて聞きました。

 ■紫外線は肌にとってどのようなダメージを与えるのでしょうか。
 日に焼けて小麦色になった肌は、健康的なイメージがありますが、お肌にとっては大変な負担を掛けています。紫外線を浴びると、肌の表皮の一番下にあるメラノサイトといわれる色素細胞が活性化してメラニン色素を作り出します。それが沈着して“シミ”になります。最近の研究では、幼少期からの長年のメラニン蓄積でも、シミを発生させることが明らかになっています。成人の方は、紫外線ブロックに加え、ビタミンCやビタミンEを摂取することが肌老化の予防につながります。

 ■では、できてしまったシミにはどのような治療がありますか。
 一つは、レーザー治療があります。速効性はありますが、2週間程度は絆創膏を貼り、紫外線からブロックすることが必要です。この方法は、目立つシミを一つだけ取りたい方に適しています。また、シミが多い方やそばかすの方には、顔全体に照射できるIPL(光エネルギー)とRF(高周波)を組み合わせた治療があります。徐々にシミを薄くするので、数回の施術が必要ですが、すぐに日常生活に戻れますし、痛みも少ないですね。さらに、様々な波長が入っているため、たるみや赤ら顔、美白、産毛の脱毛にも期待できます。そのほか、主に左右対称にできる肝斑といわれるシミには、前述の治療法では逆効果になりますので、特殊なレーザーピーリングを行います。様々なシミに対応する色々な治療法から選択しなければなりませんので、専門医に相談されるとよいでしょう。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ