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他のがん治療との併用が可能な温熱療法 末期がん患者のQOLを高める作用も |
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日本人の2人に1人がかかると言われるがん。外科治療、化学治療、放射線治療以外にもさまざまな代替治療があるそうです。がんの温熱療法について詳しく聞きました。 |
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温熱療法(悪性腫瘍ハイパーサーミア療法)は、がん組織が熱に弱く42℃以上で死滅するという性質を生かした治療法です。高周波の温熱治療器を用いて腫瘍部を42℃以上、腫瘍周辺部位を40℃以上に加熱することで、がんの縮小・抑制効果が期待できます。初期のがんから末期がんまで広範に使用でき、化学療法や放射線治療、免疫療法などとの併用も可能です。副作用も少なく、少量の抗がん剤でも効果が期待できるなど、患者さんの体にやさしい治療法として注目されています。 |
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原則として週に1回、約1時間程度の治療を行います。疼(とう)痛緩和や食欲増進、倦怠(けんたい)感の軽減など、末期がんの患者さんのQOL(生活の質)を高める作用もあると思われます。一定回数までは、保険診療が可能です。 |
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がん治療には精神的な側面も大きく影響します。患者さんやご家族を対象に「サイモントン療法」という、がんの心理療法を取り入れたカウンセリングもあります。
◆健康セミナー
「腸から始める 健康な毎日」
9月7日(日)13時から、熊本市現代美術館(中央区上通町)で。講師は田中宏明クリニック(福岡市)の田中宏明院長。大腸の健康と消化器系のがんを中心とした講演です。気軽にご参加ください。 |
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