くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 内科 インタビュー一覧> 内科 最前線
 
内科編

2014/8/22掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
他のがん治療との併用が可能な温熱療法 末期がん患者のQOLを高める作用も
 
藤岡医院副院長
藤岡 靖也氏
日本人の2人に1人がかかると言われるがん。外科治療、化学治療、放射線治療以外にもさまざまな代替治療があるそうです。がんの温熱療法について詳しく聞きました。

 ■がんの温熱療法とは。
 温熱療法(悪性腫瘍ハイパーサーミア療法)は、がん組織が熱に弱く42℃以上で死滅するという性質を生かした治療法です。高周波の温熱治療器を用いて腫瘍部を42℃以上、腫瘍周辺部位を40℃以上に加熱することで、がんの縮小・抑制効果が期待できます。初期のがんから末期がんまで広範に使用でき、化学療法や放射線治療、免疫療法などとの併用も可能です。副作用も少なく、少量の抗がん剤でも効果が期待できるなど、患者さんの体にやさしい治療法として注目されています。

 ■治療回数や作用などを教えてください。
 原則として週に1回、約1時間程度の治療を行います。疼(とう)痛緩和や食欲増進、倦怠(けんたい)感の軽減など、末期がんの患者さんのQOL(生活の質)を高める作用もあると思われます。一定回数までは、保険診療が可能です。

 ■がん治療には、精神的なケアも大切だそうですね。
 がん治療には精神的な側面も大きく影響します。患者さんやご家族を対象に「サイモントン療法」という、がんの心理療法を取り入れたカウンセリングもあります。 ◆健康セミナー 「腸から始める 健康な毎日」 9月7日(日)13時から、熊本市現代美術館(中央区上通町)で。講師は田中宏明クリニック(福岡市)の田中宏明院長。大腸の健康と消化器系のがんを中心とした講演です。気軽にご参加ください。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ