くまにち メディカルインタビュー
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婦人科編

2014/6/20掲載
 
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大切な体を守るための子宮頸がん検診! 気になる婦人科の症状は早めに相談して
 
聖アンナレディスクリニック院長
平井伸幸氏
湿度や温度が高くなるこれからの季節は、婦人科系の病気で悩む女性が多いそう。症状や注意点、また子宮頸がん検診の現状について聞きました。

 ■梅雨や夏になると、女性特有のトラブルに悩む人が増えるとか。
 ジメジメした季節は特に、おりものの量や、においが気になったり、膀胱(ぼうこう)炎などのトラブルに悩む人が増えるようです。最近はインターネットで情報を探して市販薬を買うこともできますが、安易な自己判断がかえって症状を悪化させる場合があります。早めに専門医を受診して適切な治療を受けられることをお勧めします。

 ■受診をためらう人も少なくないようですね。
 痛みや内診への不安から、ためらわれていると思います。しかし必ずしも内診を行うわけではありません。まずは気になる症状など、話を聞いてから治療を進めていきます。膣(ちつ)炎や膀胱炎などは効果的な処方によって、早い回復が見込めます。また、小さなトラブルの相談をきっかけに、大きな病気の発見につながる場合もありますので、早めに相談するよう心がけてください。

 ■日本は子宮頸がん検診の受診率が低いそうですね。
 日本の受診率は20%台で、70%以上の欧米諸国に比べて非常に低い水準です。子宮頸がんは若い女性も発症するリスクが高いので、定期的な受診が大切です。熊本市内では、職場などで検診を受ける機会のない20歳以上で平成26年度内に偶数年齢になる女性は、指定の医療機関で1200円で受診できます。また、熊本市では一定条件の女性に無料クーポン券を送付、受診を呼びかけています。この機会に、自分と家族のためにも、大切な体を守る第一歩を踏み出していただきたいですね。



 
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