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添島歯科医院歯科医師
添島 義樹氏
厚生労働省指定臨床研修指導医 |
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最近よく耳にする“アンチエイジング”という言葉。抗加齢という意味で、美容のイメージが強いのですが、歯科においても老化防止のための治療として捉えているそうです。咀嚼(そしゃく)と老化について聞きました。 |
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元気に長寿を全うすることを目標とするアンチエイジングは、口の中にも関与しています。口は全身の健康に深く関係しています。特に、唾液の量や質の異常、咀嚼機能の低下は、さまざまな不快症状を生じ、QOL(生活の質)を著しく低下させます。そして、生活習慣病(心疾患・脳血管疾患・高血圧・糖尿病・歯周病など)や癌、アルツハイマー病を起こす原因にもなりうるのです。 |
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■では、よく噛めばそのような病気にもなりにくいのでしょうか。 |
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よく噛めない人はアルツハイマー病の罹患率が高いというデータや、100歳以上の長寿者の6割近くの人は「何でも食べられる」、さらには開眼片足立ちができる秒数が、普通に噛める人は18秒で、噛めない人では10秒以下という沖縄県大宜味村老人健康調査の結果報告もあります。よく噛み、咀嚼筋を使うことで大脳が刺激され、脳血流の循環が約30%向上します。それは、記憶力・認識力・判断力・集中力アップを意味します。また、唾液量も増えることで、口臭・虫歯・感染の防止、若返りホルモンであるパロチンも増加します。 |
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■老化防止のためには、口の健康を保つ必要があるのですね。 |
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はい。歯を抜けたままにしていたり、虫歯や歯周病で使えなくなっていたり、合わない義歯を使用していると噛む力が弱り、さらには健康な歯にまで悪影響を及ぼすことがあります。日頃からきちんと治療をして口の健康を保つことは、全身の老化防止・健康に有効なのです。 |
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