くまにち メディカルインタビュー
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漢方内科編

2014/3/28掲載
 
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環境変化で自律神経が乱れやすい春 漢方薬は倦怠感などの諸症状に対応
 
なかむら漢方内科 院長
中村 雅生氏
これからの季節、ストレスで自律神経が不調になり、頭痛や倦怠(けんたい)感を訴える人が多くなるそうです。これらの症状ほか、花粉症、皮膚病、関節症などにも幅広く対応できるという漢方薬治療について聞きました。

 ■自律神経の不調が起こす症状は漢方薬で改善できますか。
 自律神経の乱れによる症状は、頭痛、めまい、動悸(どうき)、おなかの張り、冷え、食欲不振、倦怠感など、さまざまです。それぞれの症状に適した漢方薬があり、幅広く処方が可能です。まずは、どんな症状か、複数の症状がある場合は一番強い症状は何かなどを、患者さんから聞き、脈を取ったり舌を見たりして、最適な処方を考えます。

 ■症状が改善するまでの期間はどのくらいですか。
 1包服用して良くなる方もいますが、変化が表れるのは処方からだいたい1週間ぐらいです。その後は様子を見ながら処方を続けたり、薬を変えたりします。進学や就職、異動など、環境が変わる春は、ストレスを感じやすい季節なので、体に何らかの症状が表れたら早めに専門医に相談してください。

 ■他に、漢方薬が対応できる病気や症状について教えてください。
 漢方薬は、血液をきれいにし、血の巡りを良くする働きがあります。これにより、肌の水分が適切に保たれ、状態が整うため、肌荒れが気になる方にもおすすめです。また、ひざ関節症の場合、ひざにたまった関節液を注射器で抜くことなく治療できるのが大きな特徴です。鎮痛剤を使わないので胃腸にも負担をかけません。この他、花粉症の漢方薬は、眠くなる成分が入っていないので、仕事中に服用しても安心です。長年、症状に悩んでいる方は一度、漢方薬治療を試してみるとよいでしょう。



 
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