くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚最前線 レーザー脱毛

2005/9/24掲載
 
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脱毛後の皮膚の変化に注意を
 
京塚クリニック院長
青木 了氏
簡単な施術でツルツルのお肌になれる「レーザー脱毛」を希望する方が増えているそうですが、脱毛後に皮膚変化が現れることも…。どのような変化があるのでしょう。また、脱毛開始の適切な時期について聞きました。

 ■脱毛の開始時期は、いつ頃が適しているのでしょうか。
 脱毛開始は、秋冬が最適です。レーザー脱毛は、5週間に1度、平均3〜5回の照射で終了するので、薄着になる来年の春に合わせるためには、今から計画しておくとよいでしょう。また、レーザー照射の前後約3週間は色素沈着を防ぐために、日焼けを避けなければなりません。そのためにも、日射しの弱い秋冬が適しているというわけです。

 ■色素沈着とは。
 レーザー照射で表皮がダメージを受けた部分に、日焼けなどによってメラニンが増加すると起きます。通常2〜4カ月くらいで目立たなくなります。  また、他にもレーザー照射後には皮膚変化がみられることがあります。

 ■具体的に教えてください。
 ほぼ誰にでもみられるのが「紅斑」です。長くても3〜4日で消失するので心配はいりませんが、保冷剤や炎症止めのクリーム塗布で、赤みは消失します。また、レーザーによってダメージを受けた毛包に感染を起こす「毛のう炎」もあります。毛包に1〜3oの赤い盛り上がった皮膚炎で、軽い痛みやかゆみを生じることが多いですね。そのほか、まれですが“色素脱失”や“ヘルペス”、“軽い熱傷”などになることもあります。  皮膚に直接レーザーを照射するので、皮膚に多少の変化が現れることは避けられません。そのためにも、インフォームドコンセントが大切です。また、皮膚変化が現れたときにも、クリニックでの脱毛なら医師による適切な診断、処置が可能です。



 
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