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歯科編

2014/2/14掲載
 
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外科手術を併用した矯正治療 従来の約半分の期間で理想の口元へ
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
「歯の矯正をしたいけど、治療期間が長くかかるのが嫌」「矯正器具が気になる」という人も少なくないはず。そこで、矯正期間や見た目の問題に対応した矯正治療について聞きました。

 ■さまざまな矯正治療が登場していますね。
 これまでの矯正治療は、骨の中だけで歯を動かすという方法だったため、2〜3年という治療期間を要するのが一般的でした。歯並びをきれいにしたいと思っていても、治療期間の長さがネックになって治療に踏み切れない方も少なくなかったようです。そこで新しく登場したのが、外科手術を併用して従来の2分の1〜3分の1の約1年くらいの治療期間に短縮できる矯正治療です。

 ■どんな方法でしょうか。
 具体的には、「コルチコトミー」や「コルチシジョン」といわれる術式で、歯根の周囲に割れ目を入れる外科手術を行い、歯を動かしやすくする方法です。手術は「ハイブリット鎮静法」という麻酔を用いて行い、患者さんは眠っているようなリラックスした状態で受けられます。入院の必要はありません。外科手術後は矯正器具を装着していただき、安定させます。

 ■「矯正器具が目立つのが嫌」という人も多いのでは。
 見た目を気にされる方には、歯の裏側に矯正器具を付ける「見えない矯正」という方法もあります。その他、個々の希望や状況に応じて取り外し可能な透明のマウスピース、矯正用のミニインプラントなどを組み合わせる治療法もあります。就活中の学生さんや若い女性にも希望される人が増えています。歯並びは審美的な面だけでなく、全身の健康にも関係しています。詳しくは専門医にご相談ください。



 
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