くまにち メディカルインタビュー
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産婦人科編

2014/1/10掲載
 
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「不妊症?」と、気になったら早めの受診を 治療はご夫婦で主体的に取り組んで
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
赤ちゃんが欲しいけれど、なかなかその兆候が見られない─。そんな悩みを抱えるカップルは10組中1〜2組になるといわれています。気になる「不妊症」について聞きました。

 ■不妊症とは。
 一般的には、妊娠を希望しているにもかかわらず、一定期間たっても妊娠しない場合を「不妊症」といいます。その原因は男性側もしくは女性側、あるいは両方にある場合もあります。検査で原因を明確にした上で、不妊治療を進めていくことが必要ですね。

 ■受診すると、どんな検査が行われますか。
 まず「排卵しているか?」「元気な精子はたくさんいるか?」など、妊娠成立に必要な条件がそろっているかを検査します。原因は一つではなく、複数ある場合もあります。その原因を解明し、妊娠しやすい条件を整えるようお手伝いするのが、不妊治療です。

 ■女性の年齢と不妊症は関係がありますか。
 残念ながら、女性の場合は年齢による卵の質の低下が見られ、35歳を過ぎると毎年3・5%ずつ妊娠する力が落ちていくといわれています。そのため、30歳以上で不妊症を心配していらっしゃる人は、早めの受診をお勧めします。また、治療を始めたからといって、すぐに妊娠するわけではないということもご理解ください。妊娠のプロセスや自分の体のことをよく知り、焦らず、あきらめず、ご夫婦が主体的に治療に取り組むことが重要です。そして何より、「赤ちゃんが欲しい」というお二人の気持ちを大切にしていただきたいですね。心配されていることがあれば、お気軽に専門医にご相談ください。



 
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