くまにち メディカルインタビュー
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外科編

2013/12/30掲載
 
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患者のQOL向上させるチーム医療 地域で総合的に高齢者を支える体制へ
 
医療法人社団順幸会 阿蘇立野病院 院長
上村 晋一氏
日本医療・環境オゾン研究会理事
日本外科学会認定外科専門医
ますます高齢化する社会の中で、高齢の入院患者がスムーズに自宅に戻れるようにするための、充実したリハビリやチーム医療への取り組みが進められているそうです。具体的な内容などについて聞きました。

 ■「リハビリ」へのニーズが高まっていると聞きます。
 はい。高齢化が進む地域では特に、高齢者の体力づくりや転倒予防につなげる充実したリハビリの体制が求められています。そこで、理学療法士による身体の機能訓練、作業療法士による日常生活の訓練、言語聴覚士による嚥下(えんげ)訓練など、リハビリの専門職による機能訓練を充実させ、高齢者のQOL(生活の質)の向上につなげる取り組みが行われています。また最近では、「NST」というチーム医療の取り組みもスタートしています。

 ■「NST」とは。
  ニュートリションサポートチーム、いわゆる栄養サポートチームのことです。医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、リハビリスタッフなど各分野の専門スタッフが院内でチームをつくり、入院患者さんを栄養面から多角的にサポートします。高齢者の多い地域では、高齢の入院患者さんが自宅や介護施設にスムーズに戻れるようにするチーム医療、さらに介護の分野とも連携しながら高齢者を地域で守り、総合的に支える取り組みに期待が高まっています。

 ■一方で、免疫力向上を図る治療の研究も進んでいるそうですね。
 「オゾン療法」や「高濃度ビタミンC点滴療法」を併用して免疫力アップを図るオーダーメードの治療は、がんの代替療法から抗加齢まで幅広く対応できる治療法として日本でも広く認められてきています。

 ■がん患者にオゾン療法などを用いた場合、どのような効果があるのでしょうか。
 がん治療は現在、3大療法といわれる「手術療法」「化学療法」「放射線療法」が行われていますが、これらの治療に免疫力向上を図る療法を組み合わせることで、治療の相乗効果が期待できます。また、痛みや倦怠(けんたい)感、食欲低下などを改善し、がん患者さんのQOL(生活の質)の向上に貢献する治療法としても注目されています。それぞれの特性を生かした統合医療やリハビリを組み合わせながら、患者さんにとって最適な治療を行うことが大切です。詳しくはご相談ください。 【オゾン療法セミナー】◆日時/1月12日(日)9時〜17時30分◆会場/阿蘇立野病院◆参加費/一般1万円、医師3万円、看護師2万円(テキスト代8000円が別途必要です)◆要事前申し込み(1/4締切) 詳しくは事務局へお問い合わせください。(問)事務局【電話】072(829)8084 ※受付9時〜17時、日曜・祝日除く



 
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