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高齢者に増えている皮膚がん 早期なら日帰り手術も可能です |
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日本でも増加傾向にある皮膚がん。なかでも高齢者での増加が目立つそうです。皮膚がんの治療と注意点について詳しく聞きました。 |
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日本における皮膚がんの発症頻度は、人口10万人あたり、年間10人前後です。皮膚がんにもいろいろな種類がありますが、多くの場合、発症年齢は平均70歳代後半です。ただし、悪性黒色腫は平均63歳という統計があります。皮膚がんは目に見える場所にできることから、自分でも気付きやすく、ほとんどは早期に治療すれば経過の良いがんです。 |
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顔面などの日焼けしやすい部分で、「普通とはちょっと違うシミやホクロができた」「黒っぽいできものが急に大きくなる」「痛みやかゆみはないが、ガサガサした発疹が治らない、出血しやすい」などの症状は要注意です。悪性黒色腫の30%以上は足部に発症しますので、足部にできたホクロのような色素斑には注意しましょう。 |
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早期のがんであれば切除した方が確実に取り除くことができ、局所麻酔での日帰り手術も可能です。また、日光角化症という前がん状態の腫瘍には、外用剤による治療もあります。検査法もいろいろありますが、最近は高倍率のレンズで皮膚の状態を観察し、痛みを伴わずに、その場である程度の診断をつけることができます。悪化して日常生活に支障を来す前に、皮膚科専門医にご相談ください。気になる腫瘍ができたら、定期的にデジタルカメラなどで記録しておくこともお勧めします。 |
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