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のぐち皮ふ科院長
野口 博光氏
医学博士。皮膚科専門医。 1990年防衛医大卒。自衛隊熊本病院、熊本大・大学院を経て、のぐち皮ふ科院長。 |
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「最近鼻の周りにホクロができた」という方はいませんか? だんだん大きくなるようなら、外見の問題だけでなく基底細胞癌の可能性もあるそうです。 |
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基底細胞癌は、ホクロのような病変が徐々に増大する腫瘍で、顔面、特に鼻によく発生します。通常黒色調ですが、色がついてないものもあります。転移することはまずありませんが、放置すると深く浸透して骨にまで達したり、眼や鼻などを破壊したりします。 |
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はっきりとした原因はわかっていませんが、中高年の日焼けした肌に多いので、日光は関係があるようです。 |
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原則として腫瘍の辺縁から5mm以上離して切除します。10円玉よりも大きな皮膚の欠損ができますので、手術の傷をきれいにするためには、高度な技術が必要です。腫瘍の大きさや部位によっては、大学病院や形成外科の上手な先生を紹介することもあります。 |
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レ―ザ―は組織を焼いてしまうので、切り取ったものを加工して顕微鏡でみる組織検査ができません。皮膚癌なので性質が悪いものありますし、完全に取りきれている確認も必要ですから、検査は大切です。メスを用いて切除します。 |
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少しずつしか大きくならず、痛みもないため、何年も放置される方もいます。しかし、顔に多い腫瘍ですから、大きくなったら、切除範囲が広くなって、顔に傷跡が残ってしまいます。早めに治療をすることが大切です。最近ホクロが出てきたという方は、皮膚科医に相談されてください。 |
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